クラフトビールの缶や瓶、またはビアパブのメニューに「IBU」という表記を見たことはありませんか?
「IBU(アイ・ビー・ユー)」は「International Bitterness Units」(国際苦味単位)の略で、ビールの苦味を数値化したものです。
簡単に言うと、IBUの数値が高ければビールの苦味が強く、低ければ苦味が控えめになります。
この指標を知っていると、「今日はあまり苦くないビールが飲みたいな」とか「少し苦味が強いビールを試してみたい」といったときに、選びやすくなりますよ。
例えば、次のようなビールのIBUを比較してみましょう。
- 太陽のラガー: 32
- 九州CRAFT 日向夏Premium: 20
- 栗黒 KURI KURO Dark Chestnut Ale: 15
ちなみに、日本でよく飲まれるラガービールのIBUは大体20前後です。
ビールの苦味(IBU)はどうやって決まるの?
ビールの苦味を作り出しているのは、ビールの重要な原材料の一つである「ホップ」です。
ホップに含まれている「α酸」という成分が、ビールに苦味を与えます。ホップを多く使ったり、長時間煮込んだりすると、このα酸がビールにしっかり移り、苦味が強くなるのです。つまり、ホップが多いほど、IBUが高くなります。
また、ホップの品種によってもα酸の含有量が異なるため、品種選びも苦味に影響を与えます。
α酸が多いホップを使えば、しっかりとした苦味のあるビールが完成するというわけです。
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